リノベーションで耐震性は引き上げられる

中古物件と聞くと、多くの方が耐震性に疑問を持たれます。しかし、1981年以降に建てられた中古物件は、新築物件と変わらない耐震性を誇ります。また、1981年以前に建てられた中古物件でも、リノベーションにより新築物件と同等の耐震性に引き上げることが可能です。1981年に大改正が施工された建築基準法は、震度6強でも建物が倒壊しない耐震性を義務付けています。それまでは震度5が基準であったため、1981年以前に建てられた建物は旧耐震基準と呼ばれています。この旧耐震基準で建てられた建物を取得する際には、多くの金融機関で住宅ローンが承認されません。ただし、リノベーションで耐震性を引き上げた建物であれば、住宅ローンを利用できます。リノベーション施工時に骨組みの状態にまで一旦戻すことで、構造部分の補強をすることが可能です。また、現在の建築基準法を満たすことで、建築確認申請を再取得することもできます。中古物件=耐震性が低いと安易に考えず、リノベーションまで考慮した物件探しを行うことが重要です。

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